モンツキハギ

モンツキハギ

Acanthurus olivaceus Bloch & Schneider, 1801

和名のとおり、黒褐色の体にオレンジ色の紋があることが特徴。オレンジ斑は黒色で囲われる。尾鰭後縁は白色。やさしい外見とは裏腹に、尾柄部には非常にするどい棘がある。個体によって棘の鋭さ、大きさに差がある。著者は、いちど本種の尾柄棘により4針縫った経験があるが、後でその個体の尾柄棘を他の個体と比べてみると強大かつ鋭利なエースクラスであった。取り扱いにはくれぐれも注意してほしい。幼魚は成魚と全く異なる姿で、全身が黄色い。四国西南部では、幼魚は研究所前などでもよくみられるものの、成魚はあまり沖の島などでなければほとんどみかけない。(小枝)

KBF-I 735(沖の島)
 
KBF-I 232(西泊)
 
モンツキハギの幼魚(古満目;2020年1月30日撮影)
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