メジナ

メジナ

Girella punctata Gray, 1835

和名よりも釣り魚としての呼び名である「グレ」の方が広く知られているであろう。鰓蓋縁辺が黒いクロメジナは本種とよく似ているが、「尾長グレ」と呼ばれて区別されている。大月エリアでは最も人気のある釣り魚のひとつであり、休日にもなると沖合の岩場はグレ狙いの釣り人たちであふれかえる。沖の島の浅場では数百匹からなる大群を作ることもあり、その姿は圧巻だ。磯臭ささえなければ、とても美味な魚である。生態や生息場所もよく似ていて、近縁であるイスズミの仲間がなかなか臭くてあまり食用にされないにも関わらず、なぜメジナは旨いのか。(小枝)

KBF-I 374
 
水中では体が黒く、尾鰭が白くみえる(観音崎;2020年2月14日撮影)
メジナの大群(沖の島;2019年9月13日撮影)
 

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