ムスメハギ

ムスメハギ

Sufflamen bursa (Bloch & Schneider, 1801)

モンガラカワハギ科のなかでもひときわ小さい種で、大きくても10~15 cm程度の個体が多い。小さな体と白い色が娘を連想させるのかもしれない。眼とその後方を縦断するように三日月型の褐色斑があり、これは生時にはより黄色がかっており、なんとも気品があるようにみえる。属名の「Sufflamen」はこのイメージと反して邪魔者を意味するが、これはこの仲間が繁殖期になると非常に好戦的になり、近くを泳ぐだけでフィンなどに噛みついたり、体当たりするような習性に因むのかもしれない。四国西南部では沖の島などの塩通しの良い砂地でよくみられる。(小枝)

KBF-I 807(沖の島)
 
ムスメハギの幼魚(沖の島;2019年9月13日撮影)

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