ムカシサンゴ

ムカシサンゴ

Stylocoeniella guentheri (Bassett-Smith, 1890)

 岩を覆うように成長する被覆状だったり、小さい球状の群体が連続して一つのドーム状の群体を形成したりする。熱帯や亜熱帯域では、群体はあまり大きく成長せず目立たないが、高知県や徳島県などの内湾域では直径1 mを超える大型の群体を形成する。群体の色は茶褐色、赤褐色、緑色と変化に富むが、茶色系が多い。サンゴ個体の直径は1 mm程度で小さく、サンゴ個体間の莢壁の一部は突出して棘のようになる。よく群体から藻類が生えている。(目﨑)(アイキャッチ画像は高知県東洋町の大型のムカシサンゴ2019年・その他は高知県奈半利町2004年)

群体の表面 
クローズアップ
骨格写真
骨格のクローズアップ。サンゴ個体間の莢壁が突出。

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