ミナミキントキ

ミナミキントキ

Priacanthus sagittarius Starnes, 1988

大月では「めまる」と呼ばれるキントキダイの仲間で、同属のなかでは(チカメキントキは別属)体高が高い。また腹鰭基部付近に黒色斑があることが特徴。四国南西部のキントキダイの仲間としては稀である。「キントキ」とは坂田金時のことで、幼名の金太郎の方がよく知られているであろう。金太郎は皮膚が赤いことで知られていることから、赤い魚との意味で「キントキダイ」となった。なお、本種のやたらとカッコいい種小名であるsagittariusは射手座を意味する。体高の高い本種の姿が矢じりを彷彿とさせるからであろうか。(小枝)

KBF-I 1070(田ノ浦で水揚げ)
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