ミズヒキミノカサゴ

ミズヒキミノカサゴ

Pterois paucispinula Matsunuma & Motomura, 2014

胸鰭の軟条がながく伸びていることからネッタイミノカサゴによく似るが、これが赤色と白色の縞模様であることで、白一色のネッタイミノカサゴと識別できる。和名はこの特徴が祝儀に用いられる「水引」にみえることに因む。体は全体に赤みがかって美しく、眼が大きいため、ハナミノカサゴのような威圧感はなく、愛嬌のある顔だちをしている。四国西南部ではかなり稀だが、観音崎周辺においてはごく普通にみられる。ミノカサゴの仲間の類に漏れず背鰭、臀鰭、腹鰭の棘には毒があるので注意が必要。(小枝)

KBF-I 1162(観音崎)
KBF-I 1162(胸鰭内側)
KBF-I 1161(観音崎)
2020年7月13日;観音崎;福崎扶美撮影

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