マミズクラゲ(淡水種)

マミズクラゲ

Craspedacusta sowerbii Lankester, 1880

 その名の通り淡水に生息するクラゲ。傘径は2~3 cmほど。4本の放射管上に白色の扁平な生殖巣が備わる。傘縁には多数の触手がある。日本各地の池や沼、防火水槽などに突如として出現し、パッといなくなる神出鬼没の存在。また、一つの池に出てくるのは片方の性のクラゲばかりで、雌雄両方がみられる池は日本では今のところ見つかっていない。理由として、各池に生息するマミズクラゲはそこで無性的に増えたクローン個体であるため、同じ性のものしかいないのだとか。ポリプやシストが水鳥の体に付着して、移動先の池で増えていったという説もあり、謎は深まるばかりである。ちなみにマミズクラゲの学名はCraspedacusta sowerbiiであり、Craspedacusta sowerbyiは誤りである。I(愛)が多い方が正しい、と覚えるのが良いだろう。(戸篠)

大分県佐伯市産(2010年9月8日撮影)
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