マキヒゲクラゲ

マキヒゲクラゲ

Cirrholovenia tetranema Kramp, 1959

 傘は皿状で傘頂部はやや肥厚する。傘径は2~3 mm。放射管は4本あり、生殖巣は放射管のほぼ全長に沿って発達する。触手は4本あり、各触手間に平衡胞が1~3個備わる。また、傘縁には触手と比べると非常に細い糸状体(しじょうたい)がある。この糸状体がコイル状に巻かれているため、「マキヒゲ」の名がある。ソロモン諸島やパプアニューギニア、地中海、ブラジル、中国に生息し、日本では紀伊半島沿岸、瀬戸内海、対馬近海、沖縄諸島で報告がある。 九州や四国太平洋岸においても確認されている。(戸篠)

大分県佐伯市産(2017年1月4日撮影)
傘頂側
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