ホシフグ

Arothron firmamentum (Temminck & Schlegel, 1850)

青みがかった黒色に小さな白色斑が散在する。卵巣に毒があるため、食用にはできない。外洋を大きな群れで遊泳している様子が確認されたことや、外洋の表層で産卵する様子が観察されていることなどから、主に外洋で暮らす魚であることが推察される。遊泳性のフグの仲間にみられるやや鈎状に曲がった背鰭をもつことも、そのことを物語っているかもしれない。ただし、沿岸の定置網に大量に入ることがあるなど、その生態には不明な点が多い。（小枝）