ベニクラゲムシ

ベニクラゲムシ

Coeloplana willeyi Abbott, 1902

 扁平な体をもつクシクラゲの仲間。成体には櫛板(くしいた)がなく、あるのは幼生の時だけである。体長は2~3 cmほど。潮間帯の磯の転石裏などに付着しており、石灰藻と見間違えそうになる。飼育しているといつの間にか個体数が増えているが、おそらくちぎれるようにして増えているのだろう。日本沿岸では最も普通にみられる種である。(戸篠)

高知県大月町産(2024年4月10日撮影)
高知県大月町産(2020年9月16日撮影)
高知県大月町産(2020年8月24日撮影)
転石裏に付着したベニクラゲムシ(中央に1個体)
転石裏に付着したベニクラゲムシ(中央に2個体)
転石裏に付着したベニクラゲムシ(赤く見える部分)
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