プロロセントラム ミカンス

ツノフタヒゲムシ

Prorocentrum micans Ehrenberg

  細胞外観は披針形であるが、幅は変異が富み、大きいものだと円形に近いハート形にもなる。細胞の中央か、やや前方で幅が最も広い。細胞前端は丸みを帯びやや平坦、細胞後端は尖る。細胞頂端には短い明瞭な頂刺があり、三角形の翼片が付随する。2本の鞭毛が細胞前端の鞭毛孔から生える。細胞は左右の大きな鎧板で覆われている。鎧板表面にはくぼみが密生し、刺胞孔が放射状の列をなして並ぶ。赤潮を形成することがある。
 私は、ミカンの果肉のように見えるからミカンスと覚えています。

採集地:叶崎沖(高知県);採集日:2021年12月13日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:叶崎沖(高知県);採集日:2021年12月13日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:叶崎沖(高知県);採集日:2021年12月13日;撮影者:日野出賢二郎
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