ヒワダブキタイラギ

ヒワダブキタイラギ

Atrina (Servatrina) lamellata Habe, 1961

殻は大きい三角形をしており、薄質で弱い光沢がある。背域に約15本の放射肋があり、鱗片突起はない。殻皮は檜皮葺のように細かい板状になる。生時は、殻のほとんどを砂に埋め、足糸を砂に絡めて体を固定している。軟体部のみを砂から出す姿は、刺胞動物と見間違えてしまうようだ。個体数が少ないため、食用にはされない。(寺本)

砂から掘り出した様子。水深27.3 m(大月町柏島;2020年10月4日;寺本撮影)
砂に埋まっている様子。水深27.3 m(大月町柏島;2020年10月4日;寺本撮影)

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