ヒレナガカンパチ

ヒレナガカンパチ

Seriola rivoliana Valenciennes, 1833

カンパチを知っているがヒレカン(ヒレナガカンパチの略)を知らない人はたくさんいるであろう。和名のとおり背鰭と臀鰭が長く伸びることが特徴。カンパチは尾鰭の下葉が白いのに対し、ヒレナガカンパチは白くないことでも簡単に見分けることができる。カンパチと比べると体高が高く、全体にぼってりとした体形をした個体が多いが、ブリ属は栄養状態によって体高などが大きく変化するので必ずしも体型に違いがあるわけではない。食味に大きな違いはないが、南日本ではカンパチと比べると圧倒的に数が少ないためか、妙なカンパチ程度にしか扱われておらず、安値が付けられることもしばしば。(小枝)

KBF-I 938
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