ヒラメ

ヒラメ

Paralichthys olivaceus (Temminck & Schlegel, 1846)

知らない人はいないであろう左向きの魚。産まれたばかりの仔魚期には右目は右体側にあるが、成長に伴い左型に移動する。肉食性で海底から離れて泳いでいる魚に食いつくこともしばしば。最大で1 m近くまで成長し、体重も10 kgを超えることもあるという。透き通った白身で非常に美味、全国的に高級魚として取り扱われる。火を通しても美味だが、やはりせっかくの美しい白身はお刺身や昆布〆、お寿司などでいただきたい。養殖もさかんにおこなわれており、養殖個体は無眼側にまだらな模様があることで、真っ白な天然個体と識別できる。ヒラメ人間やヒラメ顔などという言葉があることからも、いかにヒラメが人々にとってイメージしやすい魚であるかが良く分かる。(小枝)

KBF-I 1053(有眼側;朴﨑沖)
KBF-I 1053(無眼側;朴﨑沖)
柏島;2020年2月28日撮影
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