パレオファラクローマ 

パレオファラクローマ属の一種

Palaeophalacroma unicinctum J.Schiller

 Cladopyxidaceae(クラドピクシス科)は、横溝の発達が不完全で、特に下縁がが不明瞭になっている。鎧板の中央から太い棘が出ているCladopyxis 属やAcanthodinium 属と、棘を持たないPalaeophalacroma 属に分けられる。
 細胞は小さく、やや縦長の球形。上殻は下殻よりも小さい。横溝の上縁はわずかに肥厚している。
 上殻が下殻に比べて小さいため、外観からディノフィシス目と類縁性があると考えられて属名が付けられたが、実際の類縁性はなかったとか。

採集地:沖の島(高知県);採集日:2022年3月4日;撮影者:日野出賢二郎
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