バテイクラゲ

バテイクラゲ

Hippopodius hippopus (Forsskål, 1776)

 松ぼっくりのような形をした管クラゲ。泳鐘部の大きさは4 cmほど。泳鐘は2列で、上の泳鐘が下の泳鐘を挟み込むように並んでいる。各泳鐘は前面から見ると馬蹄形、側面から見ると三角形あるいは楔形をしている。触手は鮮やかな黄色と赤色をしており、甲殻類を捕食する。刺激を与えるとゼラチン質が白く変色するが、時間が経つと透明に戻る。ホルマリンで固定すると各泳鐘がバラバラになってしまう。日本沿岸では西日本を中心に浅海域で報告がある。(戸篠)

高知県大月町柏島(2022年3月10日撮影)
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