ハヤマコツブクラゲ

ハヤマコツブクラゲ

Podocoryna hayamaensis Hirohito, 1988

 日本産ヒドロ虫類の分類学的研究の発展に大いに寄与されたのが昭和天皇である。昭和天皇が新種記載したクラゲはいくつもあるが、その一つがハヤマコツブクラゲである。本種は神奈川県葉山で採集された標本に基づいて記載された。コツブクラゲと似ているが、触手が8本であることから容易に区別できる。長短の触手が互い違いに生ずるのも特徴である。(戸篠)

宿毛湾産(2020年8月23日撮影)
傘頂側
口側
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