ハコクラゲモドキ

ハコクラゲモドキ

Abylopsis tetragona (Otto, 1823)

 箱型のフォルムをもつ管クラゲの仲間。からだは上泳鐘と下泳鐘から構成される。本種では上泳鐘は下泳鐘に比べて非常に小さいのが特徴。近縁種のコハコクラゲモドキでは両方の泳鐘が同じくらいの大きさとなる。下泳鐘の開口部には5本の突起があり、そのうち2本は顕著に大きい。甲殻類の一種であるタルマワシがハウスとして利用することもある。世界中に広く生息し、日本では西日本を中心に表層にて報告がある。(戸篠)

沖縄県糸満市沖(2022年4月21日撮影)
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