ノクチルカ シンチランス

ヤコウチュウ(夜光虫)

Noctiluca scintillans (Macartney) Kofoid et Swezy

 単細胞遊泳性。細胞はほぼ球形で、大きさは直径100 μmを超えるものが多い。細胞内は液胞に覆われ、細胞質が市場に分布する。細胞腹面に口溝があり、その一端が深く窪み、細胞口になる。細胞口付近に大きな職種と短い鞭毛が生じる。口溝の情報に桿状体がある。従属栄養性種で他の動植物プランクトンを捕食する。
 春先になると沿岸域で明るい色の赤潮を形成する。海水をくみ取ると肉眼でも粒粒した細胞が確認できる。夜になると波の刺激などにより青白く発光することから、属名のNoctiluca(ラテン語で noctis “夜” と lucens “光る”) が付けられたと言われている。

採集地:船越(愛媛県);採集日:2022年6月6日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:片島(高知県);採集日:2022年6月7日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:黒潮生物研究所前(高知県);採集日:2022年8月3日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:弁天白浜(長崎県);採集日:2018年;撮影者:日野出賢二郎

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