ニチリンクラゲ

ニチリンクラゲ

Solmaris rhodoloma (Brandt, 1838)

  円盤状の傘から無数の触手が放射状に伸びる姿が日輪(太陽)のようにみえることからこの名がある。傘径は1 cmほどで、傘は透明で傘の内側が紫色を帯びることがある。外洋では普通にみられる種で、強風に吹き寄せられて接岸することがある。宿毛湾ではときに大量発生することがあり、800個体/1 m3と非常に高い個体数密度を記録したこともある。クラゲ自体はそれほど害を及ぼすものではなく、傘全体をピコピコとリズミカルに動かして泳ぐ姿は癒される。長期飼育は難しい。(戸篠)

高知県大月町産(2016年12月7日撮影)
傘頂面
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