ドフラインクラゲ

ドフラインクラゲ

Nemopsis dofleini Maas, 1909

 日本沿岸では春先にみられる代表的な花クラゲ。傘高2~3 cmになり、触手を広げた姿は天から舞い降りてきた天女のように美しい。和名はドイツの生物学者であるフランツ・ドフライン博士に由来する。ポリプは単立性で、出芽によりクラゲを遊離する。ポリプから遊離したばかりの個体の稚クラゲで大きさは2 mmほど。成熟すると胃の付け根から放射管上部にかけて羽のような生殖巣が発達する。(戸篠)

2021年4月12日:解説を更新

成熟したクラゲ(大分県中津市産。2021年4月6日撮影)
稚クラゲ(側面)
稚クラゲ(傘頂面)
稚クラゲ(口側面)
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