ツヅミクラゲ

ツヅミクラゲ

Pseudaegina pentanema (Kishinouye, 1910)

 ドーム状の傘に複数の触手をもつ剛クラゲ。触手の本数は3~6本と変異がみられ、同種かどうか分類学的精査が必要とされている。南日本では冬から春にかけて表層近くでみられる。ウミノミの仲間が寄生していることも多い。生時、胃腔や触手が紫色を呈すことがあるが、半日程度で消失し無色透明となる。かつてはAegina pentanemaとされてきたが、剛クラゲ目の分子系統解析の結果、分類体系が見直され、新科Pseudaeginida、新属Pseudaeginaが設立され、Pseudaegina pentanemaとなった。(戸篠)

高知県大月町柏島(2022年2月25日撮影)
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