チカメキントキ

チカメキントキ

Cookeolus japonicus (Cuvier, 1829)

大きな眼に強く側扁した赤い体をもつキントキダイの仲間で、腹鰭が非常に大きいことが本種の特徴。浅場に多いキントキダイ属と違い、水深100 mより深い場所に多い。こういった生息域の違いからか、「めまる」と呼ばれるキントキダイ属とは一線を画す味わいある魚である。皮が厚いためひいた刺身も美味だが、皮にも強い旨味があるため、捨ててしまうのはもったいない。皮をあぶってたたきのようにして食べるのもおススメだ。みそ汁や煮付、塩焼きでも非常に美味。なぜか口が臭く、沖縄では「イキグサラ」と呼ばれる。(小枝)

解説文と料理の写真を追加しました(2020年6月1日;小枝)

KBF-I 931(田ノ浦漁港で水揚げ)
チカメキントキの刺身(皮はあぶり)
チカメキントキの塩焼き
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