セミエビ

セミエビ

Scyllarides squammosus (H. Milne Edwards, 1837)

日本では房総半島以南に分布し、外洋に面した浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息する。背面は赤褐色でセミのような体形をしているのが名の由来で、殻は著しく厚くて硬い。食性は動物食で、夜になると出歩いて貝類や甲殻類などの小動物を捕食する。分厚い殻の内に秘めている身の部分はとても美味であり、刺身や塩茹でがおすすめである。さらに殻は、あら汁にすることで残すところ無し。 (吉岡)

2021.5.24 高知県竜串湾内

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