シュリケンヤドリクラゲ

シュリケンヤドリクラゲ

Cunina simplex Gili, Bouillon, Pagès, Palanques,Puig & Heussner, 1998

 ヤドリクラゲの仲間の中では最小種で傘径は2~4 mmほど。傘は半球状で、傘高より傘径が大きい。口柄は環状。胃嚢は環状で胃盲嚢が4つ備わっており、全体の形状が手裏剣のように見える。生殖巣は口柄と胃盲嚢の壁面に発達する。胃盲嚢の中心から傘の外側に向かって一次触手が生じる。二次触手を欠く。周縁管系は幅が狭い。平衡胞は4分円毎に1~2個、Otoporpaeは4分円毎に2~3個備える。個体によっては、Otoporpaeから傘頂部に向かって走る刺胞列を備えるものもいる。
 これまでに地中海でのみ報告があったが、高知県大月町沿岸、長崎県佐世保市沿岸、沖縄県本部町沿岸にも生息することが分かった。(戸篠)

高知県大月町産(2015年11月30日採集)
口側面
傘頂面
シュリケンヤドリクラゲの胃嚢と胃盲嚢
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