シュモクガイ

シュモクガイ

Malleus albus Lamarck, 1819

殻は大型で、ローマ字のTのような変わった形をした二枚貝。砂礫底に背側の殻を埋めて生活している。仏具で鐘などを打ち鳴らす木製の棒を撞木(しゅもく)といい、その形に似ているために、この名前が付けられた。漁師に聞き取りを行ったところ、柏島周辺海域のキビナゴ漁の網に絡まって混獲されたこともあるという。軟体部は殻に対して非常に小さいので食用には向かない。(寺本)

砂地に横たわる様子。水深32.2 m(大月町柏島;2020年10月4日;寺本撮影)

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