シキシマハナダイ

シキシマハナダイ

Callanthias japonicus Franz, 1910

オレンジ、黄色、ピンクが鮮やかで非常に美しい。強く側扁した体をもつ。何の仲間?と聞かれると、シキシマハナダイ科なのだが、ハタ科に近縁だと考えられており、長くハタ科に含まれていた時期もある。ハタ科のハナダイ類などは同じような綺麗な色彩の種が多いが、美しい色でありながら20 cmを超えるサイズ感こそシキシマハナダイの魅力といえよう。水深50~200 mの深場に生息する。写真の標本は、沖合で釣りをしていたところ、水面に浮かんでいたものを発見したことにより採集できた。釣獲した漁業者が投棄したものであることが予想されるが、採集方法としては稀有なパターンである。(小枝)

KBF-I 1023(朴崎沖)
PAGE TOP