コモチカタアシクラゲ

コモチカタアシクラゲ

Corymorpha gemmifera (Bouillon, 1978)

  円錐形の傘をもち、傘頂部が尖るように肥厚する。外傘には顕著な刺胞塊がみられる。傘高は5~7 mmほど。傘縁には4つの触手瘤があり、そのうちの1本が伸長する。触手は数珠状で、球状の刺胞塊が数十個並ぶ。傘縁にクラゲ芽をつくることから「コモチ」の名がある。放射管と傘内膜は淡黄色、口柄や触手瘤、触手は赤紫色を帯び、美しい。宿毛湾では冬から夏にかけて比較的よくみられる。(戸篠)

愛媛県愛南町産(2016年2月24日撮影)
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