クロヘリアメフラシ

クロヘリアメフラシ

Aplysia japonica Sowerby, 1869

 本種は従来A. parvula Guilding in Mörch, 1863とされ、世界中の亜寒帯から熱帯に分布する色彩変異の多い種と認識されていた。しかし近年になってA. parvula とされてきた種は世界に10種あるとされ、日本に産するA. parvula 近似種は北海道からA. Japonica のみが報告された(Golestani et ai., 2019)。Golestani et ai. (2019)によるとA. Japonica の体色は赤色から褐色で、白色の細点が密集し、側即や腹足、触角、口触手は赤色に薄く、ついで黒色で太くふちどられる。写真個体は本種の日本における分布域の南限を示している可能性がある。90 mmに達するとされるが(馬場, 1937)、通常は30- 60 mm.

Date: 17 April 2010; Depth: 8 m; Length: 30 mm; Photo: Sayoko MATSUDA.

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