キタエダクラゲ(四国未記録種)

キタエダクラゲ

Bougainvillia superciliaris (L. Agassiz, 1849)

 北日本に生息するエダクラゲ属の一種。傘高は6 mmほど。傘は球状でゼラチン質は厚い。口唇には口触手があり、複雑に枝分かれする。傘縁には傘縁瘤が4つあり、各傘縁瘤に最多で17本の触手を備える。触手の付け根には鮮紅色の眼点をもつ。体内受精することが知られ、口柄上で卵がプラヌラへ発達する。生殖巣や傘縁瘤の朱色が美しいクラゲで、水族館で展示されることもある。北海道では3月から6月にかけて見られる。(戸篠)

キタエダクラゲ(側面)北海道厚岸産
キタエダクラゲ(傘頂面)北海道厚岸産
キタエダクラゲ(口側面)北海道厚岸産
PAGE TOP