カミソリウオ

カミソリウオ

Solenostomus cyanopterus Bleeker, 1854

タツノオトシゴなどに近い仲間だが、水中に漂う枯葉などに擬態してゆらゆらしている。体は強く側扁しており、体表には大小さまざまな皮弁をもつ。茶色い個体が多いが、緑色や黄色、赤色のものも知られ、とにかく変異が多い(残念ながら茶色い個体しかみたことがない)。枯葉に擬態するため、口を下にして逆立ちしていることが多い。ダイビング中、枯葉が溜まっている場所をみつけたら本種を探してみるとペアでふらふらしている姿がみられるかもしれない。餌となる活きたヨコエビなどをみつけるとスーと近寄って一気に喰いつく貪欲な一面もある。(小枝)

KBF-I 471
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