オオカラカサクラゲ

オオカラカサクラゲ

Geryonia proboscidalis (Forsskål, 1775)

 唐笠のような形をしたクラゲ。名前に「オオ」が付くように、近縁種のカラカサクラゲよりも大きくなる。傘径は5 cmに達し、ときに8 cm程度まで成長することも。カラカサクラゲとよく似ているが、放射管が6本、長触手も6本あり、傘の縁から傘頂部に向かって伸びる求心管を備えることから区別できる。カラカサクラゲと比べると珍しく、まとまった数が捕れることは少ない。外洋性で冬から春にかけて沿岸に吹き寄せられることがある。(戸篠)

高知県土佐清水産(2022年2月25日撮影)
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