エボシクラゲ

エボシクラゲ

Leuckartiara octona (Fleming, 1823)

 傘高2 cmほどに成長する花クラゲ。傘頂部が烏帽子のようであることからこの名がある。傘の縁には眼点を備えた触手瘤があり、そこから糸状の触手が伸長する。ポリプの繁殖に成功し、クラゲは丈夫で育てやすいことから、水族館で展示されることもある。触手を伸ばして泳ぐ姿は涼しげで、非常に美しい。ちなみに本種は刺されると痛いカツオノエボシとは全く別のグループで、エボシクラゲに刺されて酷い目にあったという話は今のところ聞かれない。(戸篠)

高知県大月町産(2016年12月16日撮影)
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