ウリフウセンクラゲ

ウリフウセンクラゲ

Hormiphora cucumis (Mertens, 1833)

 フウセンクラゲとよく似たクシクラゲ。フウセンクラゲと見分けるコツとして、体は瓜状で櫛板列の長さは体長の4/5を超えることが挙げられる。フウセンクラゲでは体はやや細身で涙滴型をしていて櫛板長は2/3から4/5程度である。体長も最大で10 cmほどとフウセンクラゲよりも大きくなる。遊泳力が強く、8列の櫛板を駆使して海中を泳ぎ回る。北太平洋と北大西洋から報告があり、日本沿岸では大瀬崎や琉球列島から見つかっている。(戸篠)

高知県大月町産(2022年3月10日撮影)
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