アオヤガラ

アオヤガラ

Fistularia commersonii Rüppell, 1838

著しく細長い体に細長い口をもつ魚で、尾鰭の中央軟条も糸状に伸長する。釣り魚の体長記録をだしやすい魚で、一時は写真の個体を釣り上げた戸篠主任が最長釣り魚タイトルホルダーであった(その後、喜多村研究員のアカヤガラに抜かれた)。みかけによらず獰猛な魚で、小魚の群れをみかけると体をS字からいっきに伸ばして突進する。ミナミハタンポなど、幼魚の頃に襲われた記憶からか、大人になってもアオヤガラに対して非常に憶病になる。夜は体に縞模様がでて、動きもにぶくなるので素手でも捕まえることができる。アカヤガラに似るが、アカヤガラのような旨味がない。(小枝)

KBF-I 1098(朴崎沖)
KBF-I 1098(頭部)
アオヤガラの小型個体(観音崎)
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