ヒトモシクラゲ
Aequorea macrodactyla (Brandt, 1835)
オワンクラゲ属の多くは緑色蛍光タンパク質(GFP)をもち、傘の縁が緑色に光る。その様子が火を灯しているようなので「火灯し」の名がある。オワンクラゲとよく似ているが、放射管の本数に対して触手の数が非常に少ないことで区別できる(オワンクラゲでは放射管と触手数が同じくらい多い)。傘径も80 mmほどと、オワンクラゲより小型である(オワンクラゲは最大200 mm)。野外では分裂している様子が観察されており、栄養状態が良いときは個体数を増殖させ、生殖巣が発達すると有性生殖にシフトするものと思われる。(戸篠)