ヒトモシクラゲ

ヒトモシクラゲ

 Aequorea macrodactyla (Brandt, 1835)

 オワンクラゲ属の多くは緑色蛍光タンパク質(GFP)をもち、傘の縁が緑色に光る。その様子が火を灯しているようなので「火灯し」の名がある。オワンクラゲとよく似ているが、放射管の本数に対して触手の数が非常に少ないことで区別できる(オワンクラゲでは放射管と触手数が同じくらい多い)。傘径も80 mmほどと、オワンクラゲより小型である(オワンクラゲは最大200 mm)。野外では分裂している様子が観察されており、栄養状態が良いときは個体数を増殖させ、生殖巣が発達すると有性生殖にシフトするものと思われる。(戸篠)

2024年8月22日採集個体(愛媛県産)
紫外線を当てると傘縁が光る
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