トンボダマクラゲ
Tregouboviopsis perradialis (Xu, Huang & Du, 2012)
傘の直径は5~7 mmほど。傘は球状で、傘の縁付近に白い筋(刺胞列)がみられる。傘の縁に触手や触手瘤はなく、どのようにして餌を捕らえているのかは不明。おそらく、口の先端付近にある口触手(こうしょくしゅ)を使って、摂餌を行っているものと推測される。本種はこれまで中国近海でしか見つかっていなかったが、静岡県大瀬崎や長崎県九十九島沿岸にも生息することが明らかになった。名前の由来は色や柄の入ったガラス玉「とんぼ玉」。