スミツキカノコ

スミツキカノコ

Sargocentron melanospilos (Bleeker, 1858)

丸っこいアカマツカサ属と比べてとんがったイットウダイ属のなかでも、とりわけとんがった姿をしたスミツキカノコ。鮮やかな赤色から黄色のコントラストが美しい。胸鰭基部、背鰭と臀鰭軟条部の基部付近に黒褐色斑があることが特徴。各鰭の棘は強大で、他のイットウダイ属と同様に、とりわけ臀鰭第2棘が太い。やや深場の泥地に点在する岩の周囲などでよくみられるが、沖の島では比較的浅場の潮通しの良い岩場の岩の下でアヤメエビスなと共にみられた。鱗が非常に硬く、さばくと身が思ったほど多くない印象。味は悪くない。(小枝)

KBF-I 1361(沖の島)
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