メガネケイソウ科の一種
Gyrosigma cf, obtusatum (Sullivant & Wormley) C.S.Boyer
淡水域から汽水域、海水域など広く分布する。付着性であるが、プランクトンサンプル中にもよく出現する。細胞は直線状からS字状で、両殻端は互いに反対方向に湾曲する。被殻表面には細かく格子状に配列した条線があり、縦溝に対して、垂直方向に並ぶ。中心域は縦長の楕円形で、中心域付近の条線は中心域に沿って曲がる。軸域は狭く、縦溝は殻中央付近はまっすぐに伸び、殻端に向かって曲がる。
Pleurosigma 属に似るが、条線の傾きが異なる(縦溝に対して45°)。