カンパチ

カンパチ

Seriola dumerili (Risso, 1810)

カンパチを知らない人はそうそういないであろう。釣ってよし、食ってよし、見た目もカッコいい。顔を正面からみると「八」の字にみえることが和名の由来とされる。あまり知られていないが、非常に大きくなる種であり、最大で2 m近くまで成長する。先日には、 四国西南部沖で釣られた190 cmの個体の写真が確認されたばかりだ。ブリと比べると南日本に多い魚で、養殖もさかんにおこなわれている。とりわけ養殖物はブリよりも高値が付くことが多い。カンパチを美味しく食べるにはなんといっても刺身である。しっかりとした歯ごたえがあり、旨味も強い。個人的には主張の強いブリより好み。お寿司屋さんでは安くて安定して美味い魚なので、迷ったらまずはカンパチを食べよう。幡多エリアでは「ネイリ」と呼ばれるが、場所が変われば別の名で呼ばれる興味深い魚である。(小枝)

カンパチは超美味の高級魚。たくさんの料理にうってつけ。たくさんの料理にうってつけ。たくさんの人が知っているが釣るのはむずかしい。(増本奏太)

生態写真とこども生き物図鑑を追加しました:2021年2月22日(小枝)

KBF-I 948
全長190 cmの超大型個体(四国西南部沖;釣り人 竹下治氏 遊漁船 オッターテイル提供)
カンパチの群れ(竜串;2019年7月24日撮影)

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