研究員補(2025年4月1日着任)

「平面好きが立体に目覚めた」
主な経歴
2003年2月 兵庫県姫路市生まれ
2021年4月 大阪芸術大学写真学科 入学
2025年3月 大阪芸術大学写真学科 卒業
2025年4月 公益財団法人 黒潮生物研究所 研究員補
ごあいさつ
こんにちは!研究員補の 辻元 ましろ です。
兵庫県姫路市出身で4月に大阪芸術大学写真学科を卒業しました。
大学3回生からドローンとダイビング、映像制作を始めました。
海の生物についての知識はまだまだですが、研究員補(技術職員)として
生物の写真、映像での記録。SNSの更新や野外活動での教育普及。
さまざまな方面から皆様のお役に立ちたいと思っています。
よろしくお願いいたします!
ここでは大学時代に制作した作品の一部をご紹介します。どうぞお付き合いください。
学生時代の作品
1回生〜3回生


壁や地面、異素材の境界を撮るのが好きでずっと「面白い壁」を探して撮影散歩をしていました。
撮っていた写真を教授に講評してもらい「三次元を二次元に落とし込む切り取りが1回生の中で一番上手い。もっとデザイン的にしても面白いんじゃないか」と言われ、純粋に嬉しかったことを覚えています。
いつも写真を撮るときには、小人サイズの自分をイメージして葉の上や配管を歩いているような妄想をしながら散歩します。「ここは飛び越えないとなあ」「こっちは汚いから通れないな」など一人時間を満喫しながら制作していました。
この作品もタイトルは『通学路』です。
大学の通学路であり、写真をつなげると道のようになり小人の私が通学出来るようになっています。
一見デザイン的で無機質な写真ですが、遊び心ある楽しい作品です。説明を見てからだと印象が変わると思います。ぜひ二度楽しんで下さい。
2回生終わり頃から、少しずつ立体的な構図にも注目し始めます。
4回生〜卒業制作〜


平面的な被写体を好んで撮っていた私ですが、3回生になってドローンとダイビングを始めました。
それまで陸から見ていた世界とは全く異なる、新しい視点に出会いました。
海の中には、ただ美しい風景が広がっているだけでなく、家族のようなつながりや、そこで暮らす生き物たち珊瑚や岩、それぞれに個性がありました。撮り貯めていた壁や陸上に生きる私たちと同じ「何か」を感じました。その何かを追求するべく卒業制作では360度カメラを使用し水中ドキュメントのVR映像ををドーム映像として展示しました。何度も海を訪れ、美しい景観やそれを保全するためには何をするべきか考えさせられる作品となりました。
最後に一言
これからもっと海に関する専門的知識を増やして、発信していきたいと考えています。
ドローンやダイビング経験を活かした私流のスタイルを見つけていこうと模索中です!
暖かく見守っていてだきたいです。 辻元 ましろ