美しいサメたちに逢いにいこう



サメとは地球上もっとも美しく、気品ある生物である(フランシスコ・タウロス 1856~1903)









すみません、嘘です。






しかし、サメとは美しく、カッコよく、興味深い生き物なのは間違いありません。こえだです。



先日、土佐清水でサメの駆除がおこなわれたので、水揚げに参加してきました。

なぜ駆除の対象となっているかというと、土佐清水のブランドサバである清水サバがサメの被害にあっているというのです。

水揚げ場ではさまざまなサメがみられましたので、写真と一緒に紹介します。




※少なからずサメの血などが映り込んでいますので、苦手な方はご遠慮ください。






さっそくでました!ハチワレ!長い尾鰭がカッコいい!

Web図鑑でも紹介したニタリによく似ていますが、実は別の種です。

ニタリと違って眼がグリンと真上に向けることができます。
やはり長い尾鰭で魚をシバきます。針も尾鰭にかかっていました。
上がニタリ、下がハチワレの尾鰭です。先端の形状が違うのが良く分かります。
いかにもメジロザメ科な顔つきに、重厚なボディがたくましいドタブカです!

ドタブカは世界的にみるとかなり稀な種です。

地元の漁師さんたちからは「ヒラガシラ」と呼ばれていました。

清水沖では比較的よく針にかかるようです。

こちらはそこそこ有名?なヨシキリザメです。青の色が本当にきれい!

ヨシキリザメはクリクリした瞳が可愛いので人気モノです。

バランス良く引き締まった体型が素晴らしい。

やや深場に生息しており、個体数が多いといわれる。

カマボコやフカヒレの原料として日本において最も漁獲されているサメといるでしょう。


今回はサメ以外にも大物たちが水揚げされていました。

巨大なシロカジキです。200 kgを超えていました。

カジキ漁は多くの場合、釣れてすぐに吻を切ってしまうので、完品はなかなか稀です。

ヒラマサ、これもデカい!1 mはゆうに超えています。
マダイとカンパチの大型個体です。針にかかった後に見事にサメにかじられています。

最後の写真にあるような被害が、サバ漁では頻発しているそうです。

漁具への被害も深刻なようで、漁師さんたちからは「せめてサバをもっていくだけにしてくれれば・・・」という声も聴かれました。


サメは悪者として扱われることがしばしばありますが、海洋生態系の頂点に位置する極めて重要な生き物です。

サメが減ると、サメが食べる生き物が増え、その生き物が食べる生き物が減る、というように生態系のバランスが崩れてしまいます。

また、強い、怖い、というイメージがありますが、個体数の少なさや、成熟まで時間がかかること、成長が遅いことなどにより、主として非常に弱い生き物でもあります。

実際に、多くのサメたちが、絶滅の危機に瀕しており、資源の保護が必要とされています。

今回のように、人間活動に実際的な被害が出ている場合もあるので、その付き合い方は非常に難しい問題です。

どういった部分で問題が起こっているのか、人間活動に手をいれることで改善されないか、サメの資源量が減ることによる影響は、など私たち研究者が取り組まなければならない課題は山積みです。


今回、見学にご協力させていただいた土佐清水市の漁業者の方々、漁業指導者および長崎大学の研究チームの皆さまに感謝申し上げます。


こえだ




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