先日も研究所前の磯でウミウシの仲間を発見しました
それがこちら。

こちらはナツメガイ(Bulla vernicosa A.Gould,1859)と思われます。
潮の引く速さについていけなかったのか、非常に浅い岩場で見つけました。
ナツメガイのナツメは、植物のナツメ(棗)の実が由来なのではと予想されます。
ナツメの実を調べてみると、ナツメガイの貝殻の形とツヤツヤな感じが似ていました。
体の後方から出ていた粘膜は、思いのほか強力でした。
引っ張ると、ナツメガイ自身も動いてしまうほどとは。
頭楯目に分類されるウミウシで、広い意味ではキセワタやツバメガイ、ウミコチョウと同じ仲間といえます。
正直、初めて見たのでよく見逃さなかったなと自画自賛したいです。
ナツメガイを容易に見つけられる目になっていることを祈ります。おおがま


この記事へのコメントはありません。