日本サンゴ礁学会シンポジウム「温帯域サンゴ群集の保全の現状と課題」に登壇してきました。私は四国のサンゴ群集の変遷と気候変動適応ネットワークの紹介と題して発表しました。本シンポジウムは、サンゴ礁ではない、サンゴ礁のないエリアのサンゴのお話。
私のライフワークである高緯度サンゴ群集を多くの人に知ってもらい、気候変動で変わりゆく沿岸生態系のひとつとして一般に認知され、人との関わりを増やしていきたいという想い。その想いをサンゴ礁学会で知ってもらえるという喜び。10年前に高知大会で主催したシンポジウムからの状況の変化。いろいろな想いが湧き上がるシンポジウムとなりました。
高緯度サンゴ群集域で活動している人や団体は、マイナーな生態系故の苦労があり、その中でも今回の登壇者は地道に行ってきた成果をこのシンポジウムで爆発させていたように思いました。その熱い思いは互いに共感するところがあり、話を聴いている中でぐっときて思わず会場で泣きそうでした。今回の熱を継続していけるよう、高緯度サンゴ群集域気候変動適応ネットワークの事務局を頑張っていこうと改めて思いました。また、サンゴ礁学会会長からも熱いメッセージをいただいたので、その実現に向けて具体的に動きたいと思います。さらなる高緯度サンゴ群集の展開をお楽しみに!!(目崎)
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